スキャルピングの極意 FX 本質と考え方 あなたの意識が変わる 10秒先の未来に目を向けた男たちの物語

もともとスキャをやろうとして始めたわけではない。

日本株と日経225先物のデイトレ、スイングを4〜5年やってからFXをやり始めたけど、その当初から、FXにはテクニカルやインジケーターが株のようには効かないという印象があった。

FXは株のような取引所取引とは違って店頭取引(相対取引-あいたいとりひき)なので、スプレッドや約定タイミングについては業者の匙加減しだい。

相場の急な変動などに巻き込まれると思わぬところで約定させられる、若しくは注文通りに約定しないなどの不利益を被るリスクがある。（これはネットで取引所取引と店頭取引・相対取引の違いを各自調べてくだせえ。スプレッドや約定タイミングについても各業者さんの約款に断りがしてあるので確認してくだせえ)

2008年頃〜2016年4月までの間に、お小遣い稼ぎレベルの取引から最終的にはFX専業までやったけど、自身で前項のようなそういう不利益を被ることや、またはそういう伝聞は絶えなかった。

FXは株や指数先物に比べてとにかくイレギュラーな動き(不利益を被りやすい動き)をするのでポジション持ってるだけでリスクだという認識になった。(レバレッジが高いからそうなるというのも一因である)

リスクを低減するためにロットを減らし、ポジション持ってる時間を減らし…とやってるうちに辿り着いたのがスキャルピング。

ただしFXにもメリットはある。 土日以外は24時間取引可能という時間効率の良さ、株や指数先物に比べると比較的高めのレバレッジをかけて少額資金から取引出来るという資金効率の良さ、など。

(素人が簡単に手を出せるように、制度的にわざとそうしてある。これは素人を嵌めるための制度の罠と思ってます。表向きはメリットなんやけど、薄皮一枚向こうにあるこれの正体は実はデメリット)

なので、私がスキャルピングをするのは自分のお金を出来るだけリスクに晒さずに増やしていきたいから(大前提としてFXの持つメリットとデメリットをよく分かった上でFXをするべき)。

10秒足のラインチャートを使う。

近い未来ほど予想の確度が上がります。 自分自身、たぶん10秒後には生きてるだろうけど、1ヶ月後に生きてるかどうかは分からないですもんね。なので1秒先とかそういう超近未来の値動きの予想はその予想の範囲が狭いがゆえに当たりやすく感じます。 それを利用したのがスキャなんかなと思います。

ドル円なんかは大体2〜5pipsのレンジで常に振幅しながら上昇したり下降したりしますから、その2〜5pipsの上下動を狙いにいくわけです。 相場のトレンドが上向き下向きヨコヨコ、どんなトレンドであってもこの2〜5pipsくらいの「振動」に近い上下動を伴いながら値動きしていきます。

前述のごとく、この「癖」とも言うべき動きは余程の急落中とか急上昇中とかでなければほとんど変わりませんから、今の値動きだけを追いかけることに集中していれば過去も未来の値動きもそんなには気にしなくていいわけです。

私のスキャは基本的に逆張りです。 前項で述べた「癖」のような上下動を逆張りで獲りにいきます。 止まったらそれまでの逆に張る。 それの繰り返しですが、逆行されて含み損にもなります。 その場合はナンピンして凌ぐのか直ぐに損切りするのかはケースバイケースで切り替えます。

【自分のツイートのリプから引用】画像は3月24日(木)の21:30〜22:00頃のドル円の10秒足のラインチャートです。 小さい値幅は2〜3pipsの上下動をしてまして(これが「癖」と呼んだ上下動です)、この場合はその上下動をしながら上昇チャネルを形成してますね。

こういったチャネルやヨコヨコのボックスの上限下限で逆張りしていくのが一番勝率高いです。 大きい値幅の方も、「癖」の上下動の範疇ではないですけども、一般的なボックスに近いチャネルだと判断して逆張りするのはありです。

たった30分の中でもザッと見ただけで10回はスキャのチャンスあります。 手数で微益を重ねていくのがスキャの王道だと思いますが、1時間に数回程度のチャンスしかないところをスキャで狙うのは恐らく破綻します。 1時間で20〜30回のチャンスがある手法でなければスキャは成り立たないと思います。

あとは必ず陥る逆行パターンをどう克服するかですな。 逆行する前提で考えてロットは最小限にしておくべきと考えます。 ナンピンするにしてもあくまでも一時的な緊急対処として。 基本的には含み損はとにかくロットを減らす。逆に含み益で安定し出したらロット積んでいく。 ザッとこんな感じで

大事なのがどんな場合でも「利確を躊躇しない」ことです。 微益しかない場合と、逆に大きな含み益があり過ぎる場合と、どちらも利確ってしにくいんですよ心情的に。 利確を「早過ぎた」「遅過ぎた」っていちいち後悔しないようになれればバッチリかと思います。

FXは本当に値動きの予想が難し過ぎます。 なので遠くを予想しないで近くの値動きだけを見てトレードする方が利益が残ります(個人比)。 それの行き着く先が超近未来の値動き予想をひたすら繰り返すスキャであります。 なので最近の強いドルの値動きのドル円でもSを打つタイミングはあります(スキャなら全然あり)。

スキャで大事なのは、とにかくチャンスが多いことが大前提で、先の文中にも書いてますが、1時間に数回のチャンスしかないスキャなら勝てません。時間で20〜30回はエントリーチャンスがあることが大前提で、だからこそ1pip未満の0.5pipの利確とかが意味を成します。

1〜2分に一回はエントリーしてコンスタントに微益利確できること。 それが「癖」的な上下動で逆張りすることで可能になります。 って感じですん。

17〜18年相場をやって(途中中断期間あり)私の「個人的結論」は「相場の未来は分からん！」

FXは株に比べてとにかくリスクが高い。 制度上のリスク(相対取引)、値動きの激しさ(突然値が飛ぶ)、世界情勢がそのまま値動きに反映(一時も気を抜けない)などなど。 FXでポジションを持ってるということは、外の物干し竿(戸建もしくは1〜2階の低層のベランダ)にお金をぶら下げてるというくらいの認識はしておきたい。

僕がスキャルピングで実施してるのはほんとにこの動画の通りです。 https://youtu.be/DClbxgbD3Z8 反発確率の高いラインを慎重に狙う。

以下の3点を特に意識してます！(王道ですね笑)